今回は「国際時計博物館」の続きです。
メインホールに向かう通路。
目の前に広がる機械に胸が躍ります。
メインホール。
いくつも並ぶカプセルの中に時計が展示されています。
ひとつひとつをじっくり見てゆくと、時が経つのを忘れてしまいます。
また宙に吊るされていることにより、いろんな角度から見ることが出来ます。
合理的かつお洒落な展示方法ですね(*^_^*)
社長も見入っていました。
手に持っているのはトーキングスピーカー。
無料で貸し出されており、展示番号を入力するとその時計の説明をしてくれます。
ドイツ語、フランス語や英語での説明。
私も最初は頑張って英語で聞いていたのですが、途中からは目で見て感じようと切り替えました!
日本語があったならともっと深く理解できるのにと思いましたが…
まぁ、これは私がもっと英語学ばなくてはということですね(ー_ー)!!
虫型のミニウォッチ。
カブトムシのような虫がギターの上に乗っているデザイン。
体の凹凸、羽の曲り、細かく意匠をこらしています。
芸術品とも呼べる複雑な機構を備えるものから、実用時計まで。
各時代で時計のあり方も大きく変わります。
もともと王侯貴族などの特権階級しか持つことが出来なかった「時計」。
それはまさに当時の最先端技術の結晶であり、富と権力の象徴でした。
今でも高級腕時計はステータスの象徴とも言われますが、こうして時計の歴史を見てゆくと、時間は知ること以上に、それを持つこと自体が特別だったと感じさせられます。
別フロアには掛け時計がずらり。
和時計も展示されていました。
また今回、おおっ!!と感動したのは、実際に使われていた職人たちの道具、作業机の展示スペースでした。
使いこまれた道具に、それだけの研鑽と情熱を感じ、この机に向かった職人たちの仕事を想像し、つい熱いものがこみ上げました。
また博物館では時計自体の機構を説明する展示物も数多く見受けられます。
時計の心臓部とも言えるテンプの構造を実際に動かして見せる巨大テンプや、歯車を作る過程を順を追って説明するものなど。
歴史的な機械式だけでなく、Tissotのタッチ式ソーラー腕時計やCASIOのデジタルなども並んでいました。
全てが時計の歴史の一部であり、そしてこれからもそれが続いてゆくのでしょう。
国際時計博物館を見て
3000点を超える時計に囲まれた空間はまさに別世界。日時計、水時計、砂時計から機械式、自動式、クオーツ、ソーラー、原子時計まで…想像を超える時計の技術、デザイン、文化…時計に関する全ての歴史、思想がそこにありました。
人類の歴史と共に時間があり、時計・腕時計というものには多くの時計職人たちが積み重ねてきた知識、技術が(今、当たり前にある機構でも)本当に贅沢に使われている。
結局、私が心の底から思ったのは…
「腕時計ってかっこいいぞっ」てことです!!
まぁ、言葉にしてしまえば子供っぽいですが(=_=)
ただ、何百年も前から多くの人々が情熱を注ぎ、積み上げ、試し、作り上げてきた「時計」。
時間を正確に知る、ステータス、ファッション。
目的はいろいろですが、何にしろ…
すべてのウォッチが生み出されるにはそれぞれにストーリーがあり、そして私が、あなたが、誰かがその時計を着けた瞬間から、そのウオッチだけのストーリーが始まる!!
…ってことを感じたわけでございます。
国際時計博物館。時計好きの方に最もおススメしたい場所です。
さて、今回はかなり抑えてレポートいたしました。
写真も私と社長で撮ったので、実際はこの10倍くらいの枚数があります。
どうしてもブログでお伝えするということを念頭に置き、ポイントを絞って載せました。
その他の写真も見てみたいなーっという方は是非店頭でお声掛けくださいませ\(^o^)/
次回からはバーゼルワールド2016 の様子を報告いたします(^^)/