フランス・スイス視察を終えて
さて、今回でフランス・スイスレポートは最後になります。
私が見たこと、感じたことをできる限り、そのまま書いてきたつもりです。
実際に視察に行ってたのは3月15日~22日でしたので、すでに1か月が経過しております。
写真を見ながら、思い返しながら、ブログを更新してきました。
それにより私自身、視察の中で見たもの感じたものが明確にできた気がします。
最後に特に思い出深い、ミッシェル・エルブランで感じたことを記して、この視察の締めくくりとしたいと思います。
☆ミッシェル・エルブラン視察
オガワが日本で初めて取り扱いを始めて既に2年。
そして実は私、大島がオガワで初めて「担当」として任されたのもこのエルブランでした。
それからミッシェルエルブランジャポンさんが出来たり、フランス大使館での発表会があったり…
最初は「エルブランって何?」っておっしゃってたお客様が「こないだ、雑誌に載ってたぞ!」とか
ネットでも問い合わせが増えてきたり、少しずつ進んできた気がします。
だからこそミッシェルエルブランには特別な思いもあり、実際にフランスに行ける、時計作りを見れるということは本当に本当に嬉しいものでした。
そんな私が、実際にエルブランの現場を見て感じたことはミッシェル・エルブランは「人の手」と「情熱」によって作られている時計だということ。
針の取り付け、調整、ケースの磨き、水圧検査etc…技術者ひとりひとりがプロとして黙々と取り組み、細密に正確な作業をしながらもどこかリズミカルにこなし、そして人の手だからこそ各工程で厳重にチェックを重ね、「最高品質」を作り出してゆく。
そして常に新しいデザインを追求する姿。
今まで作成されたモデルも本社に保管してありましたが、その数、デザインの多さは数えきれない程あり、なんとその中にはデジタルウオッチもありました。
※個人的にはレトロフューチャーな感じがグッときましたが…残念ながら生産終了モデル(T_T)
そして今現在も、次々に新しいモデルがデザインされています。
エレガントながらも、常に新しいものに挑戦する姿勢。
まさに「フランスの魂」
M.エルブランはファッションブランドのウオッチとは異なり、1947年以降、約70年に渡り時計作りのみを専門にし、またどこにも属さない独立系ブランドということを貫いています。
そして世界50か国、3000店舗、年間生産数15万個以上の生産数を誇っているのです。
私はその根底に、創業者ミッシェル・エルブランの「最高品質の時計を製造する」という決意を、現ミッシェル・エルブランのスタッフ一人一人が受け継ぎ、時計に対して真摯に向きあい、挑戦する姿勢があるということを今回の視察で強く感じました。
以上を持って視察レポートはおしまいです。
本当に学ぶことがたくさんあった視察となりました。
今後、この経験をお客様に最高のウォッチをご紹介できるように活かしてゆきたいです。
あと、大島新聞も作成中ですので、お楽しみに(^_^)/~
それではまた(^^)/
バーゼルワールド編~時計の祭典②~
さて、バーゼルワールドの初日はミッシェル・エルブラン、サントノーレでの仕入れも兼ねていました。
今年の新作に嬉しくなってしまいます。
しかし、本当に良いものの中から更に厳選する為に「葛藤」です。
今回の仕入れには自分なりのテーマを決めていました。
「フランスらしさ、パリらしさ」
日本で、大宮で好まれそうなもの…も大切ですが、それ以上に着けて心が躍るような、フランスのエレガンスを直球で感じられるようなデザイン、色使いを選ぼうと。
それを見た人も「えっ、その時計すごくいいじゃない!」って言っちゃうくらいの時計を選ぼうと。
そして現に選んできたつもりです。
バーゼル新作は、現在制作中のため、夏までには届くはずなので、楽しみにしていてください!
さて、次はサントノーレのブースへ
パリにブティック本店を置くサントノーレらしく、「フランス・パリ」を前面に押し出したデザインです。
今年のを限定モデルを象徴するようにエッフェル塔のモニュメンが迎えてくれます。
今年で創立130年を迎えるサントノーレ。
これまでの歴史と歴代のウォッチが展示してありました。
今は作られてないデザインにも素敵なものが…
欲しくなってしまいます。
サントノーレでもしっかり選んできました!
今年の限定モデルから新作まで、到着が楽しみです(^^)/
それではまた次回の更新で(^^)/
そろそろ次回あたりでフランス報告編も最終回となります(^_^.)
おまけ
会場では修理の様子も見学できます。
イケメン時計技師
ロマンジェローム
各ブランドがウォッチだけでなく、自分のアイデンティティをこれでもかとディスプレイにも反映させてました。王道からポップまでブースを見てるだけでも楽しめます。
美女。会場のいろんな所に美しいモデルさんがいました。
しかしジュエリー店員の私としては、身に着けているものも気になるところ。
ではでは(^^)/
バーゼルワールド編~時計の祭典~
少し更新するのが遅くなってしまいましたが、いよいよフランス・スイス視察報告も後半へ突入いたします。
さて、今回の視察の目的は「M.エルブランの本社・工房」と「バーゼルワールド」でした。
そもそも「バーゼルワールド」?という方もいるでしょうからまずこれを↓
『バーゼル・ワールドBASEL WORLD(通称:バーゼル・フェア)』は、世界中から約2100の出展社が集まる、世界最大規模の時計と宝飾品の見本市です。
最新モデルが発表され、バイヤーたちの商談がおこなわれる時計・宝飾品業界注目の8日間は、業界関係者や報道陣などでバーゼルの街がいっぱいになります。
(スイス政府観光局公式ホームページより抜粋)
この建物がメイン会場…大きすぎる。
こっちは第二会場です。
メイン会場入り口
この先に入場ゲートがあるのですが、人人人でなかなかたどり着けなかったです。さすが世界最大の時計見本市。
ゲートを抜けて見えてくるのが…ロレックスです。
あまりに巨大で圧倒されました。
というより、バーゼルフェアそのものが巨大すぎます。
ワンフロアはそのまま街の様でしたし、各ブランドのブースはそのままで店舗、ブティックのようでした。
ちなみにロレックスは三階までありました。説明しづらいのですが一階フロア部分に三階建ての建物が入っているのです。
会場の巨大さをわかっていただけるでしょうか(^_^.)
各ブランドが、自分のカラーを前面に押し出したブースを展開しています。ウォッチ、ジュエリーだけでなく、ブースの外装内装にも目を奪われてしまいました。
世界のブランドの魅せ方に、もう興奮を通り越して感動、鳥肌、失神です。
そして、いよいよメイン会場2階のミッシェル・エルブランのブースへ
木をベースにしたシックな2階建てのブースです。
壁面は今年の新作をはじめ数々のウオッチが飾られています。
詳しい様子などは次回の更新でご報告いたします。
それではまた(^^)/
おまけ
ライン川を背に、バーゼルの旗の下で
ライン川を見つめる私
ドールオガワ楽天市場店でエルブラン取り扱いスタート
更新がたびたび遅くなり申し訳ありません(=_=)
さてさて最近、ドールオガワ楽天市場店でもミッシェル・エルブランの取り扱いを始めました!
店舗に置いてある商品と比べればまだまだ少ないのですが、オガワが誇る名キャメラマンがいろんなアングルで撮影したウオッチの画像やスペックの詳細を見ることができます。
随時、更新してゆくのでドールオガワ楽天市場店もよろしくお願いいたします。
そしてさらに現在、オガワのみで取り扱っているモデルも是非ネットでご紹介したいと思いその準備をしております。
オガワのみで取り扱っているモデルって?と思った方いるでしょうね。
ご存知の方もいるでしょうが、ミッシェル・エルブランジャポンさんができる一年前に当店はフランスから直輸入でミッシェル・エルブランの取り扱いを始めておりました。
現在はミッシェル・エルブランジャポンさんを通してお客様にご紹介していますが、それ以外に日本では取り扱っていないけど、デザインが気になるものや、「これは是非、ご紹介したい!!」というモデルがあります。
それをオガワのみでご紹介させていただく。
それがオガワ本店取り扱いモデルです!
ミッシェル・エルブランを取り扱っている店舗は現在30店舗以上ありますが、オガワ本店だからこそお買い求めいただけるモデルもあるのです。
昨日入ってきたモデルがこちら
文字盤、バンドの色が通常取り扱いモデルと異なっています。
写真だとわかりづらいのですが文字盤に薄くラメのような加工が施されており、メンズでありながらその美しさに惹かれました。後日、レディースも入荷予定です。
このようにオガワ本店だからこそのモデルも多数ご用意しておりますので、ぜひご来店くださいませ(^^)/
視察旅行バーゼル編の続きは後日更新いたしますm(__)m
シャルクモン編~時計職人達の時間④~
前回に続き、ミッシェルエルブラン見学の様子です。
ピエール社長が進行工程を一つずつ、丁寧に説明してくれました。
今までに作成された部品が保管され、修理、オーバーホールに対応できるようになっています。
その数は膨大で部屋の中に納まりきらず、屋根裏にまで続くとか。
ベンジャミン氏の専用ルーム。広々としていて素敵。
さすが世界を飛び回る男、ベンジャミンらしい部屋です。
会議中にそっと…失礼しました。
この日は二日後に迫った「バーゼルワールド」の為に、社内は大忙し。
ウォッチ撮影機材。
しっかりとした撮影スタジオになっており驚きました。
社内の壁面にはデザイン画がディスプレイされていました。
パリのサントノーレもそうですが、さりげなくお洒落なんですよね。
※明度が暗く見えづらくて申し訳ありません。
「神は細部に宿る」といいますが、本当にそうです。
美しさを追及し、試行錯誤し、イメージを形にし、磨き上げ、作り上げ、「腕時計」として世界に送り出す。
人の思いと技術があってこそ生み出せるウォッチ。
私は常々「時計は時間を刻むものではなく、人生を刻むもの」だと考えておりますが、ミッシェル・エルブランは大切な人生を刻むにふさわしいブランドであると、改めて今回の視察を通して強く感じました。
さて、以上にてミッシェルエルブラン視察・シャルクモン編終了でございます。
つぎの更新からは第二部:バーゼルワールド編となります!!
お楽しみに(^^)/